第29回 東海ライブ研究会 第29回 東海ライブ研究会

NEWS

2021.12.01 プログラム詳細を更新しました。
2021.11.15 タイムテーブルを公開しました。
2021.10.15 第29回 東海ライブ研究会の公式サイトをオープンしました。

ごあいさつ

ポストコロナ下でのライブの新たな役割を再考する

2019年12月に中国から始まった新型コロナウイルス感染症により、世界中が変化の波に呑まれ、これまでの常識が大きく変わりました。我国でも度重なる緊急事態宣言により、日本経済はこれまでにない経済的損失を負うことになりました。その中でも新たなビジネスが次々に誕生しました。我々の領域も例外ではなく、これまで進まなかったオンライン診療が2020年4月より解禁され、2回目以降の診療に認められるようになりました。そして、これまではオンサイトが常識であった学会やライブデモンストレーションもオンライン開催が日常化し、技術の進歩でより簡単、そして、より安価に開催できるようになり、研究会や小規模のライブが毎日のように開催地を問わないオンラインで実施される時代になりました。

この流れは1980年代の初めにカテーテルインターベンションの生みの親であるAndreas Gruentzigが開発したライブデモンストレーションから40年が経過して、新たな時代へと突入したと言えます。当時Gruentzigがライブを考案した理由とは、PTCAを全世界に普及するために日々、出張先に出向き病院の業務がおろそかになった彼の上司が見かねて、彼を咎めたことから始まりました。出歩くのがだめなら、院内に学びたい人を招いて教育すればよいと考え、それを実行していたら、あまりにも人が多くカテ室に集まるために周囲のスタッフからクレームがつけられ、再び上司からお咎めを受けました。そこでアイデアマンのGruentzigはカテ室に人を入れることが許されないなら、講堂に人を集めてそこにモニターを設置して中継すればよいと思いつきました。それがカテーテルインターベンション領域のライブの原点でした。そのライブがコロナ禍でオンラインへと変わり、その日に開催場所に集まれなかった世界中の人がオンラインでは集まれるようになりました。

しかしながら、オンラインであるが故にライブの質を問われるようになりました。至る所で毎日開催されているライブに人々を引き寄せる魅力がなくなり始めたのです。視聴者の顔が見えないオンラインでは、一方通行にカテ室からの中継を流すだけになりがちで、チャットを使って双方向を試みても視聴者とライブを提供する側の距離が広がっている感は否めません。これが今の時代のオンラインでのライブの限界であり、ライブ提供者側の我々が克服すべき課題でもあります。このような環境下で我々が最も重視するのがライブオペレーターの質とそれを十分理解して引き立てるファシリテーターです。手技に集中するオペレーターの意図を理解し、視聴者に伝える存在がオンラインのライブに重要です。年齢や経験、学んだ環境が異なる視聴者の目線に立ち、手技の転機に必要な議論をその都度行える存在がオンライン時代のファシリテーターの役割になります。故に、東海ライブ研究会ではオペレーターのみならず、ファシリテーターとなる座長においてもオペレーターとして経験と実績が豊富な人選を行います。

第29回東海ライブ研究会では、「ポストコロナ下でのライブの役割を再考する」をテーマに掲げました。ワクチンの接種率が日々高まり、コロナ感染も収束に向かうであろうこの時期でもオンサイト開催ではなく、オンラインの開催とします。我々は再び原点に立ち返り、質の高いオペレーターとそれを引き立てるファシリテーターを選定し、幅広い視聴者の方々にご満足いただけるライブになるように準備をしてまいります。コロナ感染は収束に向かいつつあるとは言え、冬の時期にコロナ感染が拡大しないという保証はどこにもありません。故に、しばらくはご自宅、医局、あるいは事務所から東海ライブ研究会の醍醐味をお伝えすることとなります。コロナ感染拡大で我々医療従事者の多くは大変ご苦労をなさっています。その方々も含め皆様にこれまでにない価値をお届けできるようにいたします。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

タイムテーブル

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