2022年11月25日(金)20:00~21:30
オンライン開催
末梢血管治療で発生した合併症に対し、ベイルアウトを成し得た症例を募集しております。
CPACといえばComplication of the Year。前身の豊橋ペリフェラル研究会時代から続く恒例企画です。術者が経験したcomplicationとbailoutを提示いただき、同じような境遇に陥った場合の選択肢として、参加者の引き出しにしまっておいてもらうことを目的としています。
そのcomplicationは回避できたのか、そして、そのbailoutは正しかったのか等、エキスパートを交えて議論します。
全国から集まる参加者らに目の覚めるようなベイルアウトケースを共有ください。
先生方のベイルアウトに成功したEVT領域の経験を是非この機会に発表しませんか?ご応募お待ちしております。
昨年の受賞症例も紹介しておりますので、是非参考にしてください。

症例:70代男性、糖尿病性腎症で維持透析中である。右足趾の虚血性潰瘍を認めた。SFAにびまん性高度狭窄、ATA、PTAに高度石灰化を伴うCTOを認め、EVTの方針となった。午後6時に手技を開始した。ATAは石灰化に阻まれアンテからのワイヤー通過は不能、足背動脈を穿刺し、プルスルーを確立しバルーン拡張を行った。しかし、アンテのワイヤーが足背動脈遠位に通過せず、穿刺部での血管損傷のためATAから足背動脈への血流が途絶えてしまった。PTAは閉塞しているが、側副血行路経由で足底動脈の血流は確認できたため、SFAの治療を行い手技終了の予定とした。しかし、SFAをDCBで拡張したところ、遠位塞栓により足首以下の血流が消失した。繰り返し血管拡張薬を投与するも血流の改善認めなかった。そのため、PTAへのEVTを追加する方針とした。この時点で午後11時半であった。アンテからのワイヤーは通過せず、石灰化を目印にPTA遠位を穿刺し、ワイヤー通過に成功した。バルーン拡張後はPTAから足底動脈への血流が得られ、午前3時に手技を終了した。
結語:DCBによる重度の末梢塞栓を経験した。CLTIでrunoffの乏しい症例でのDCBの使用は慎重に検討しなければならない。
症例紹介
2021年度 クリスタルトロフィー2022年10月21日(金)12:00(正午)まで
ご応募には抄録(500文字以内)と造影画像が必要となります。
下のボタンをクリックしていただくと、応募フォームが開きます。
氏名(漢字・カナ) / 所属施設 / 所属科 / 所属施設住所 / メールアドレス / TEL / FAX /
演題名 / 抄録(500文字以内)を本文に記載し、造影画像(10MB以内)を添付のうえ、送信ください。
おひとりで複数症例のご応募も可能ですが1症例につき1つずつフォームへ記載ください。
受付は終了しました。
ご応募ありがとうございました。
採否につきましては、お申込みいただきましたメールアドレス宛に10月下旬までにご連絡いたします。
症例の採否・発表形式の決定は世話人にご一任ください。